松山株式会社 2006環境活動レポートMATSUYAMA CSR REPORT 2006

環境目標とその実績

(1)目標 当社は以下の目標を掲げて環境活動に取り組んできました。

1.環境保全型農業への取組
環境にやさしい機械の開発
2.二酸化炭素排出量の削減
空調におけるガスおよび灯油の使用量を前年比10%削減。
電力使用量を前年比10%削減。
3.廃棄物排出量の削減
燃えるごみの単純焼却量を前年比10%削減。
紙(帳票)使用量を前年比10%削減。
紙(コピー用紙)使用量を前年比10%削減。
4.環境保全への取組
国蝶「おおむらさき」の生育自然環境の保全
調整池の水質改善
5.上水道使用量の削減
上水道使用量を前年比10%削減。

(2)目標の達成状況 年間(1-12月)使用量実績

2004年度2005年度2006年度前年度比
空調におけるガス使用量(t)290290275▲5.2%
空調における灯油使用量(kl)127131100▲23.7%
電力使用量(KWh)2,440,1032,439,4542,361,125▲3.2%
燃やすしかないゴミの単純焼却量(kg)13,6407,0707,010▲0.8%
紙(帳票)使用量(kg)2,5202,1001,540▲26.7%
紙(コピー用紙)使用量(kg)3,5643,4353,104▲9.6%
上水道使用量(t)21,71515,18913,724▲9.6%

主要な環境活動の計画と取組結果の評価

(1)環境保全型農業を支援する機械類の研究・設計

減農薬・減肥料・有機肥料の使用・除草剤を使用しない栽培体系など、環境にやさしい農業を支援する作業機の開発研究を進めてきました。(以下省略)

(2)空調におけるガスの使用量

2006年度のガス使用量については、各部署へ温度計を設置し、空調の温度管理を継続しました。また、ステッカーやポスターにより意識を高めてきました。その結果5.2%低減ができましたが、目標達成にはいたりませんでした。

■空調の適正温度と使用方法の徹底

ポスターを追加作成し、エアコンのスイッチ付近に掲示し認知を図り、過剰運転を防止しました。ステッカー「エアコン稼動時はドアを閉めて」を作成しドアに貼付し徹底した結果ドアの開放が減少しました。

■エアコン・照明消し忘れの徹底

普段人の居ない食堂のエアコンと照明の「入切」の担当者を決め、スイッチ付近に節電お願い札(裏面:エアコン使用中消さないで)を設置したことで管理責任者を明確化できました。

■ウォームビズ・クールビズの取組み

ポスターを作成し掲示することにより意識が高まりました。
全体の成果として、職場ごとに自発的にルールができつつあります。
成果を数字で明確につかみ、方策を検討することが今後の課題です。

(3)空調における灯油の使用量

灯油使用料については、前年比23.7%低減となり大幅に目標を達成できました。大きな要因としては1-4月および11-12 月の平均気温が前年に比べ1.2℃(当社AM7:00 の計4測値)高かったことが後押ししています。

■場所ごとの温度管理の実施

温度測定データの結果よりゾーン分けを見直し、温度管理表に基づいて運用と管理のしやすさを重点に変更しました。

■風除室シャッター開閉方法の徹底

風除室のシャッターに冬期間の開閉方法を記載したステッカー「冬は開けたシャッターが閉まるまで次のシャッターを開けないでください」を作成し掲示しました。冷気を室内に入れないことで灯油の節約に寄与できたものと思われます。

(4)電力使用量

2006 年度の電力使用量については、早い段階での取組ができず、前年度比3.2%の低減に止まりました。

■ライトダウン行動実施

弊社の取組として家庭でのライトダウン(6月17-18日)およびノー残業デー(6月21日) を設定し実施しました。灯かりを消し家族や友達と地球温暖化の影響や防止策について考え、明日の地球を救う起点としました。

■天井照明点灯エリア変更

2階開発部フロア・3階食堂の照明エリアを見直し、ムダに点灯してしまう照明を無くすための検討を進めました。
2階については配線工事が完了し、必要最小限エリアのみでの使用が可能になりました。3階については引き続き照明点灯エリア変更工事を進めています。

(5)燃やすしかないゴミの単純焼却量

2006年度の燃やすしかないゴミの単純焼却量については、分別を継続的に実施してきましたが、焼却量の低減が進んでいないことに気づくのが遅れ、緊急に対策を講じましたが間に合いませんでした。よって前年比0.8%の微減という結果に終わりました。

■分別再徹底の実施

分別を迷うものについてピックアップし業者に確認しました。そして紙分別パトロールを実施し、「燃やすしかないゴミ」の中に混じりやすい資源ゴミの種類を調べ、社員へ徹底を図りました。12月1日から丸子地域クリーンセンターの「燃やすしかないゴミ」の受入が厳しく規制されたため、その指導趣旨に沿い資源になる紙類の搬入規制について資源ゴミ分別の再徹底を図りました。

■ウエス(ぼろ布)のリサイクル方法検討

「燃やすしかないゴミ」の中で、工場から排出される使用済みウエスの比率が高く、ゼロエミッション活動の先進企業に問い合わせをし、調査していますがいまのところ良いリサイクル方法が見つかっていません。現在、安価な濃色ウエスを購入使用していますが、油等の吸水性が悪く効率的に使用されていません。社員より「家庭でいらなくなった衣類をウエスとして再利用したらどうか」との提案を受け検討を進めました。吸水性の良い綿混に限定して収集し、有効的に使用することでウエス購入費の低減と使用済みウエスの削減に向けて取組むことを決めました。

(6)紙(帳票)使用量

帳票の使用量については、帳票管理ソフト(リストワークス)の継続活用により、目標を大きく上回る、前年度比26.7%の削減となりました。

■帳票管理ソフト(リストワークス)の継続活用

当初当社専用帳票に限って進めてきました。しかし電子データ化した方が利用しやすいことが理解され、大量印字のストックフォーム(線入様式)印刷もリストワークス化し、必要部分のみを印字するように意識が変わったため大幅な削減ができました。

■納品伝票の削減

納品書を電子データ化することで「控」伝票のファイリングを廃止し社員の工数を削減しました。そして、複写伝票を単票化して使用枚数を半分に低減させ、さらに汎用性の高いレーザープリンタでの印字を可能にしましたので、機材購入費を低減することができました。

(7)紙(コピー用紙)使用量

両面印刷・裏紙使用・圧縮印刷により、前年度比9.6%低減できました。

■印刷方法の徹底

社内電子掲示板を使用し、用紙使用量削減に向けた印刷方法や1 枚当たりの印刷単価(白黒とカラーの比較)を掲示することで社員の認識を高めることができました。

■裏面再利用の実施

コピー機へ用紙をセットする時は裏紙使用を原則としました。社外提出や両面印字の時のみ新しい用紙を使用することに決め、コピー用紙の使用を削減することができました。

(8)国蝶「オオムラサキ」の生育環境保全

2006年度の蝶の生育自然環境保全の取組み

■雑木林の除間伐を実施

社有林の健全な森林形成のための整備をし、社員をはじめ地域の皆さんが利用できる里山にすることを目的として広葉樹林部分約5.5haの除間伐を行いました。また、一部間伐材は調整池水質改善部会の取組によるイカダ式浄化システムの材料「木炭」に利用し、間伐材の搬出路は遊歩道(約550m)として整備しました。

■植樹を実施

オオムラサキはその花の蜜は吸いませんが、多くの蝶が好んで集まる「ブットレア(バタフライブッシュ)」5本を社有林に植樹しました。また、社有林に何種類かのアゲハ蝶が見られるので、食樹として好適な「キハダ」14本を植樹しました。植樹後まもなくしてアゲハ蝶の幼虫が見られ、晩夏にはカラスアゲハの幼虫4頭も観察できました。今後はオオムラサキに限らず多種類の蝶を見ることができる環境をつくって行きます。

■餌台の設置

エノキ近くの遊歩道脇に餌台を追加設置しました。昨年同様2 ヶ月間フルーツを置き、蜜を吸わせ丈夫な卵を多く産ませるようにしました。

■個体数調査を実施

7月10日から1ヵ月間、昨年同様交替でコースを回り、オオムラサキを数えました。果からみると雄の羽化は昨年並みでしたが、雌は1週間ほど早く見られまました。多い日には50頭以上を確認しました。昨年は餌台上に多く観られましたが、今年は間伐による影響か、樹液の出る木が増えたのでクヌギに多く集まっていました。平均個体数を単純に計算すると15頭/日となりますが、期間中は雨天の日が何日もあり、観察できた固体数も大きく変動しているので、昨年に比べ多かったとも少なかったとも言えません。

■遊歩道木材チップ敷き

オオムラサキ観察会をひかえ、多くの社員の協力により遊歩道に木材チップを敷きました。
とても歩きやすい遊歩道になりました。

■オオムラサキ自然観察会を開催

7月29日(土)に実施し、周辺地域から150名の来場者がありました。うす曇りから雨が降り出す天気となり気温も下がったため、飛翔する姿は見えませんでした。しかし、樹の樹液や餌台に群がる姿が観察できました。

■林間学校(小学生対象)を開催

8月8日、社員の子弟・孫の小学生20名を集め、林間学校を開校しました。遊歩道を散し、社員講師の説明で植物、昆虫、蝶などの観察会をおこないました。社有林内で竹細工、鉄砲作りを体験させ、自然と親しむ心を育成しました。

(9)調整池の水質浄化

調整池水質改善部会の取組みの一つとして"いかだ作り"(いかだ式湖沼浄化システム)を実施しました。いかだの材料については、結束する紐や木炭を収める袋以外、木材・竹・木炭・水生植物の葦などすべて社内から調達し、社員有志で一基製作し、調整池に浮かせることができました。富養化を食い止めることができるか水質検査の結果や推移に期待が持てます。また、今後も引続きいかだを製作していく計画です。

(10)上水道使用量

2006年度の上水道使用量については前年比9.6%低減となりました。

■雨水の利用

植栽への水やりに雨水を溜め有効利用するため、1,000.のタンク2 基を設置しました。夕立のような大降りの雨であれば2 時間ほどで満タンになります。これまでは水道水を散水していましたので、雨水を活用することにより上水道の使用量を削減することができました。

■打ち水大作戦参加

処暑である8 月23 日に全国いっせい打ち水大作戦が行われ参加しました。社員が自宅から持ちよったバケツを使い、2,000.の雨水貯留タンクの水を玄関前の路面に一斉に打ち水をしました。昼休みの15 分間に41 人が参加し、1,200.の雨水を散水しました。その結果瞬時ではありますが、3℃気温が下がりました。

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