これからの農業を支え、SDGsにも貢献するモノづくりを目指したい。

人を知る2024/05/07

これからの農業を支え、SDGsにも貢献するモノづくりを目指したい。

Y.J 開発職/2021年入社

NIPLO MATSUYAMA  RECRUITING SITE

開発の一部ではなく、全部に携わりたい。
その思いを叶えられる会社。

島根県生まれの私にとっての原風景は、一面に広がる農作地帯の美しい景色。それだけに農業は身近な存在であり、あたりまえの光景でもありました。ところが後継者不足等の問題もあり、島根は耕作放棄地がここ十数年の間に増え、見慣れた景色が失われつつあります。私は機械系の学部に進学したので、機械の力で農業に貢献し、あの景色を取り戻したいという思いが強くありました。とはいえ、農業機械メーカーで知っているのは、CMでも見かけるような大手メーカーばかり。大手では、どうしても開発の一部だけを担うような分業制の働き方が普通で、私にはそれが物足りなく感じたのです。設計や試作、試験・評価まで開発のすべてに関われる働き方を軸に探したとき、偶然出会ったのがNiploだったんです。

小さな市場でも開発を止めない。
Niploは農業に携わるすべての人に貢献する。

Niploブランドの花形と言えば、土を耕すのに使用するロータリーや、田畑の表面を均すのに使用するハロー等です。もちろんこれらの開発にも携わっていますが、私の主担当は「レタス包装機」。スーパー等で販売されているレタスは、一玉ごとにフィルムで包装されていますよね。その包む工程を担う機械です。当社の機械は大変評判がよく、ほぼ独占市場でもあります。決して大きな市場ではありませんが、より衛生的に、より簡易的にと性能を高め続ける当社機の価値は、コロナ禍を経て、さらに上がってきていると感じます。私が中心となって開発した最新機種は、トレイにレタスを載せるだけで、後はすべて機械が包装します。旧型では1時間に850玉のレタスを包んでいましたが、最新の全自動型機種ではそれが1000玉まで増えました。昨今の人手不足にも大いに貢献できているようで、技術者冥利に尽きます!

少数精鋭の開発環境だから、
スピーディに開発を進められる。

レタス包装機を担当する開発メンバーは、上司と私の2人です。性能改良のための開発では、実際に機械を使ってくださっている農家さんへ赴き、試験を行います。実際にこの機械を使う方々の視点がとても重要で、彼らの意見ほど貴重なものはありません。ここでの意見をヒントに設計を行い、試作チームに依頼して試験機を作ってもらいます。図面作成から試験機開発までのスピードが速いのも当社の開発体制ならでは。試験機1つ作るにもたくさんの承認が必要な会社もあるみたいですが、当社は私と上司の2人の判断でどんどんカタチにしていくことができます。少数精鋭、短いサイクルで試験を繰り返せるのも、技術者にとっては良い環境だと感じます。欲を言えば、今後は農業に貢献するだけでなく、SDGsを重視したモノづくりにも貢献したいですね。例えばレタスを包装するフィルムをプラスチック製にできればCO2削減にも貢献できる。あるいは余ったフィルムを再利用できる機械など。自分の考えているイメージをどんどんカタチにしていけそうな予感がするのも、Niploならではだなぁ、と思います。

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