
人を知る2026/10/23
20年目も、これからも。「Niploにしてよかった」の声を聞き続けたい。
T.M 営業職/2007年入社

松山でのキャリアについて
当社の平均勤続年数は18.0年。入社20年目(2026年時点)を迎えたT.Mさんは、ちょうどその真ん中にいる世代です。先輩たちが築いてきたNiploの歩みを営業の現場でよく知り、今は本社で、これからの営業のあり方を中心になって考えています。受け取ったものを、次の世代へどう受け渡していくのか。営業所と本社の両方を経験したT.Mさんに聞きました。


先輩から後輩へ、
受け継がれてきたNiploへの信頼。
生まれ育ったのは、本社がある上田市の隣町です。それでも当社のことは、就職活動で説明会に参加するまで知りませんでした。トラクターに取り付ける農業用作業機の分野で国内トップのメーカーだと聞き、こういう世界もあるのかと興味を持ったのが始まりです。入社1年目の夏、私は岡山営業所に配属となり、営業職としての仕事をスタートさせます。といっても、最初は販売店の展示会に、会社の服を着て立っているだけ。製品のこともまだよく分かっていません。それでも機械が売れたんです。買ってくださった農家の方は、「10年前に買ったNiploがよかったから、また俺はNiploを買うんだ」と仰いました。入社したばかりの新人から、何十万円もする機械を買っていただけた。それは私の力ではなく、当時の営業の先輩方が積み重ねてきた仕事のおかげです。先輩の努力が今につながっているのなら、20年後、30年後のために、今度は自分ががんばる番だと思いました。

数字以上に大切なものがある。
それがNiploの営業の誇りです。
当社で営業をする面白さをひと言で言うなら、会社の懐が広いことです。農業用作業機は、土の状態や作業の速度によって仕上がりが変わる機械です。年に一度しか使わない農家の方も多く、現場では故障や不具合のご相談をいただくことがあります。そんな時こそ、営業の出番です。当社には、次のお付き合いにつながるなら営業がお客様のために動いていい、という考え方があります。農業用作業機は一度買っていただくと、次の買い替えまで何年もかかるもの。だからこそ当社は、その年の売上よりも、お客様と長くお付き合いを続けることを大切にしてきました。目の前の一台を売ることより、10年後に「またNiploを」と言っていただけることのほうが、会社を長く成長させると考えているんです。営業には目標の数字がありますが、達成に応じた報奨の仕組みはありません。そのぶん、農家の方々や販売店の皆さんとじっくり向き合えます。他社から転職してきた営業の仲間は、みんなこの社風に驚きます。「ここまでやっていいんだ」と。そして、数字よりも大切なことがある、これが営業の本当の価値なんだと気づいた、と話してくれます。会社の方針とお客様のご要望の間で、どこまでお役に立てるかを考える。それが営業の醍醐味で、当社はその幅が広い。「人のNiplo」と言われることがあるのは、そのためだと思います。


営業のよさは残しながら、
働きやすく整えていく。
岡山に7年、栃木に7年、所長としてふたたび岡山に5年。知らない土地に行くのは、不安よりも楽しみのほうが大きかったですね。赴任先の近くにフットサル場ができて仲間が増えましたし、釣りも土地ごとに違う楽しみ方があります。新しい土地で暮らしてみたいという好奇心のある人には、きっと向いている仕事です。今年から本社で、製品の価格設定や営業部の方針づくりを担当しています。土の質をはじめ、農業の条件は土地によって変わるので、大枠を本社で決め、運用は各営業所に任せる。当社の営業のよさは残しながら、現場の負担になっていた部分は整えていきたいと考えています。そう思うのは、農家の方々に支えられてきた実感があるからです。不具合の対応で伺ったのに、「遠いところからよく来たね」とお茶を出してくださる。そんな温かい方々に買っていただいて、私たちは支えられているんです。「Niploにしてよかった」という声を間近で聞けるこの仕事を、これからもずっと続けていきたいと思っています。



