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環境・CSRCSR

環境レポート

松山株式会社 2008環境活動レポートMATSUYAMA CSR REPORT 2008

理念

21世紀は環境と食の世紀といわれています。農業は環境と食を守る旗手です。農業を通して、美しい郷土、きれいな日本、そして地球環境保全に努め、循環型社会形成のために貢献することが松山株式会社の使命です。
国蝶「おおむらさき」の生息している、美しい自然を起点として、地域、長野県、日本、地球規模で求められている環境対策に貢献します。

環境方針

・環境保全型農業を支援する機械類の開発をします。

資源の有効活用・環境負荷の軽減・低燃費・減肥料栽培体系など、環境にやさしい農業を支援する作業機を開発します。

・地球温暖化を防ぐための施策をおこないます。

電力、上水道、ガス、灯油の使用量を削減し、二酸化炭素の排出を抑制し、省エネルギーに努めます。
雨水の活用を図り、上水道の使用量を削減します。

・リサイクルや使用抑制を図り、限りある資源を大切に使います。

紙の分別をおこない、再資源化を図ります。
再生紙の使用を徹底します。
紙の使用量を削減します。
古着・古毛布を集め、再利用をします。

・調整池の水質を浄化し富養化を防ぎます。

・グリーン購入を進めます。

・広大な社有林の管理に努めます。

農薬の使用場所を限定し、社有林内では使わない。
間伐を計画的におこない、遊歩道を整備し里山を地域に開放します。
松くい虫の被害を環境にやさしい施策「樹幹注入」で防ぎ、後世に赤松林を残します。
「おおむらさき」の保全をおこない、観察会等を実施し地域に公開します。

・法を守ります。

環境関連法規や地域条例を遵守し、地域社会の環境保全に寄与します。

以上の方針のもと、松山株式会社は、社員全員が取組み活動します。

2008年1月1日制定
松山株式会社 本社工場
取締役社長 松山 信久

事業の概要

事業者名および代表者名

松山株式会社
代表取締役社長 松山 信久

所在地

本社
長野県上田市塩川5155
物流センター
長野県上田市塩川2949
北海道営業所
北海道岩見沢市栗沢町由良194-5
旭川出張所
北海道旭川市永山町8-32
帯広出張所
北海道河西郡芽室町東芽室北1線18-10
東北営業所
宮城県大崎市古川清水3丁目石田24-11
関東営業所
栃木県栃木市大平町横堀みずほ5-3
長野営業所
長野県上田市塩川2949
岡山営業所
岡山県津山市綾部1764-2
九州営業所
熊本県宇土市松山町1134-10
南九州出張所
宮崎県都城市甲斐元町3389-1

本社工場のみが対象であり、残りの組織については3年後までに活動対象計画中です。

環境保全関係の責任者・担当者連絡先

責任者
取締役総務部長 林 清弘
担当者
総務部総務課主任 山浦 淳一
連絡先
TEL 0268-42-7500 FAX 0268-42-7520

事業の内容

農業機械製造販売

事業の規模

製品出荷額
152億円
全従業員数
315名
EA21対象人数
214名
本社工場延べ床面積
19,966m²

EA21推進体制

環境管理委員会

委員長
取締役社長 松山 信久
副委員長
取締役総務部長 林 清弘
事務局
総務課長 小崎 浩
総務課主任 山浦 淳一
総務課主任 森 史彦
統括
専務取締役 清水 英一
総務部
取締役総務部長 林 清弘
資材部
取締役資材部長 宮本 一正
製造部
取締役製造部長 宮沢 彰夫
営業部
取締役営業部長 山下 祐二
開発部
開発部長 浦野 保徳

環境管理委員会専門部会

事務所空調温度管理部会
部会長/総務課長 小崎 浩
工場暖房温度管理部会
部会長/機械課兼特作課長 海瀬 秀樹
紙分別リサイクル再生紙使用部会
部会長/総務部 山浦 淳一
調整池水質改善部会
部会長/技術課係長 北村 正彦
オオムラサキ保全部会
部会長/

環境目標とその実績

当社は以下に記載の前年比10%削減の目標を掲げて環境活動に取り組んできました。

2008年環境活動計画の内容と取組結果の評価

主要な環境目標と環境負荷・実績

目的項目実施項目単位2008年度2006年度2007年度
目標実績実績実績
二酸化炭素排出量の削減電力使用量Kwh2,066,2692,160,5322,361,1252,295,854
前年比10%削減-5.9%-3.2%-2.7%
空調におけるガス使用量t236268275262
前年比10%削減2.2%-5.1%-4.7%
空調における灯油使用量t667110073
前年比10%削減-2.3%-23.6%-27.0%
廃棄物排出量の削減燃やすしかないゴミの 焼却量Kg3,3392,8107,0103,710
前年比10%削減-24.3%-0.8%-47.0%
紙(帳票)使用量Kg1,1344621,5401,260
前年比10%削減-9%-63.3%-18.1%
紙(コピー用紙)使用量Kg2,8823,4103,4823,202
前年比10%削減6.5%-0.9%-8.0%
ウエス購入量Kg1,1489151,6501,275
前年比10%削減-28.2%--22.7%
総排水量の削減上水道使用量t8,51911,71313,7249,465
前年比10%削減23.8%-9.6%-31.0%

今年以降の目標

2009年度は、引き続き「環境保全型農業」を支援する作業機の開発をします。
電力使用量、上水道使用量、ガス・灯油使用量の削減を図り限りある資源を大切に使用します。「燃やすしかないゴミ」の焼却量・紙の使用量・ウエス購入量を削減します。
国蝶「オオムラサキ」の生息は自然環境保全と深く結びついています。社有林の手入れを学び、四季折々地域に公開できる里山として育成を図ります。
これまで、削減目標を経営方針「トータルコスト10%削減」に連動させ活動を展開してきましたが、本年は2008年の実績を基準に環境目標を設定し直すことにしました。各削減目標は次の通りです。

2009年度以降の目標値 年間(1-12月)

2009年度2010年度2011年度
電力使用量 (KWh/年)
空調におけるガス使用量 (t/年)
空調における灯油使用量 (kl/年)
2,117,321(2%減)
263(2%減)
70(2%減)
2,074,975(2%減)
257(2%減)
68(2%減)
2,033,475(2%減)
252(2%減)
67(2%減)
燃やすしかないゴミの焼却量 (kg/年)
紙(帳票)使用量 (kg/年)
紙(コピー用紙)使用量 (kg/年)
ウエス購入量 (kg/年)
2,670(5%減)
439(5%減)
3,240(5%減)
869(5%減)
2,536(5%減)
417(5%減)
3,078(5%減)
826(5%減)
2,409(5%減)
396(5%減)
2,924(5%減)
784(5%減)
上水道使用量 (t/年)11,479(2%減)11,249(10%減)11,024(10%減)

環境関連法規への違反、訴訟等の有無

地域条例をはじめ関係法令の見直しを実施しました。
関係機関や地域周辺等から特に指摘はありませんでした。
また、訴訟等も同様です。

代表者による全体の評価

エコアクション21認証取得から4年が経過し、水・電力・化石燃料の節約など省資源に対する意識は、社員個々には多少の温度差はありますが、全社的には大きく高まっています。環境目標は経営方針10%トータルコストダウンを反映させ、全ての項目ごとに前年比10%削減を提示し進めてきました。大幅に達成できた項目と、はるかに及ばなかった項目などありますが、経営に与える経費低減の効果は多大なものがありました。

前々期から、社業を通じて「環境保全型農業」に貢献できる「農業用作業機」の開発や、省資源に役立つ商品化を掲げ進めています。商品化テーマごとに一進一退を繰り返していますが、商品化に結びつき業績に寄与している製品もできつつあります。さらに多くの機種を発表し、本業を通じて社会貢献を果たしていきたいと思っています。

環境管理委員会の下部組織として設置した各専門部会は、職制組織とは異なる横断的な組織としました。部会長、部会員に適任者を得て職制組織を指導しながら協力し合って活動を展開し、人材育成の視点からも効果的でありました。初期の目的を達した専門部会は発展的に解消し、職制組織に後事を託し、運用を引継いでいくことにしています。今期「ペーパーレス化部会」は当初の目的を達成したので、発展的解消をしました。部会長はじめ部会員の皆さんたいへんご苦労さまでした。

社会的要請の強い電力・上水道・ガス使用量の削減は、大きな経済効果を生む経営課題です。不本意な結果に終わっている項目もありますので、製造部を核とした職制組織で取組を強め、全社員の努力で目標達成をめざします。

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