リターンあぜぬり機DZR304Cシリーズ
-
中型トラクタ向け・コンパクト設計
クラッチ付きジョイント標準装備- クラッチジョイントを標準装備。シャーボルト交換が不要となり、作業効率が大幅に向上
- スパイラルローラーとネオウイングディスクによって締まりにくかった肩部の硬度がアップ(当社テストデーター比)
- 電動リターン仕様は無段階調整で最大外幅1,780mm(ホイール・N仕様)のトラクタに対応。手動オフセット仕様は3段階調整可能
- 無線リモコン「Nコン」搭載で操作性が格段に向上(N仕様)
- 上面削り仕様(-J仕様)は上面の草を削り取ることで、元あぜを削った土と上面の土との親和性が向上し締まった上面を形成する
- 散水装置、樹脂ローラー等の豊富なオプションをご用意
-
オフセット量と適応トラクタ幅
電動:780~920mmの無段階調整可能
後進作業時:1000mmで固定
◆適応トラクタ幅
手動:
ホイール:1740mmまでのトラクタ
クローラ:1870mmまでのトラクタ
電動:
ホイール:1780mmまでのトラクタ
クローラ:1910mmまでのトラクタ肩部硬度アップ
上面ローラーは新たに面取り形状の段付きスパイラルローラーを採用。今まで締まりにくかった肩部硬度がアップしました。(当社テストデータ比)
クラッチジョイントを標準装備
(DZR04Cのみ)
機体中間部分に設置されているジョイントにクラッチジョイントを採用しました。あぜぬり機にかかる衝撃をクラッチジョイントが機体の破損から防いでくれます。
トラクタから降りることなく作業に復帰できることから、タイムロスが約1/6になり作業能率の向上になります。(当社テストデータ比)無線リモコン「Nコン」搭載(N仕様のみ)
リターン操作はトラクタ運転席でコードレスのリモコンで行えます。
-
ニプロ装着システム
ニプロでは主な作業機の装着装置については、トラクターへの着脱がワンタッチでできるJISオートヒッチ規格を採用しています。この規格は、標準3点リンクならどのトラクターにもセットできますし、区分が同じならばどの作業機にも装着可能な便利なものです。また、この装着方式をご要望に応じて3種類に分け、それぞれ型式も別にしています。
<カプラの種類>
<オートヒッチの区分>
あぜリターン04オプション
<散水装置・樹脂ローラー>
あぜぬり機AUZ05 リターン04オプション2
あぜぬり機クラッチジョイント
あぜぬり機は石等の噛み込みにより機械的に損傷が起こらないように、保護用のシャーボルトが内蔵されていました(小型・軽量タイプ除く)。
特に初めてあぜぬりを行う圃場や石の多い圃場等では、シャーボルトの保護(シャーボルトの切断)作用により、作業を中断してシャーボルトを再度取付ける必要がありました。
クラッチジョイントは過大な衝撃を受けると、クラッチが切れて機械を保護します。作業への復帰は、石等機械に噛み込んでいるものを取り除いてから作業機を持ち上げてPTOを回す事によりクラッチがつながり素早く作業を再開する事が可能です。
上面削り装置
上面削りの目的は
(1) 元あぜから供給された土の下に草が埋まり、上面が弱くなる事を防ぎます。
(2) 上面を微小に削ることによって凹凸をつくり、元あぜからの土との親和性を向上させます。これによって上面のより締まったあぜを形成します。
<上面削りイメージ図>