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中小型トラクタ(16~32PS)用
- スパイラルローラーとネオウイングディスクによって上面からあぜすそまでしっかりしたあぜを形成する
- 電動リターン仕様は無段階調整で最大外幅1,380mm(ホイール)のトラクタに対応。手動オフセット仕様は3段階調整可能
- 無線リモコン「Nコン」搭載で操作性が格段に向上(N仕様)
- 軽量化を追求し、マッチングバランスが向上
- 上面削り仕様(-J仕様)は上面の草を削り取ることで、元あぜを削った土と上面の土との親和性が向上し締まった上面を形成する
- 散水装置、樹脂ローラー等の豊富なオプションをご用意
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オフセット量と適応トラクタ幅
◆オフセット量
手動:625/680/720mmの3段階調整可能
電動:625~720mmの無段階調整可能
後進作業時:780mmで固定
◆適応トラクタ幅
ホイール:1380mmまでのトラクタ
クローラ:1510mmまでのトラクタ新開発ネオウィングディスク採用
ベースディスクに8枚のネオウィングディスクをフック2か所とボルト2本でそれぞれ取り付けています。ネオウィングディスク1枚1枚が簡単に交換でき、メンテナンス性が向上しました。またネオウィングディスクの外周部は補強が入り、消耗部品の寿命も上げるとともに、固いあぜの成形ができます。
上面ローラーはスパイラルローラーを採用しています。段差とラセンの効果によりあぜの上面部をより固く仕上げます。刈り払い機等による雑草刈がやり易くなります。
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あぜぬり機 オプション部品
豊富なオプション部品
あぜぬり機ローラー部品
ネオウィングディスクについて
ニプロあぜぬり機03シリーズは、あぜぬり作業の最重要要素である土を塗り込むディスク部に新開発のネオウィングディスクを全シリーズに採用しました。
<背面構造>
ネオウィングディスクは8枚の扇形部材(以下ウィング)をベースディスク上の溝にフック部分をはめ込み、反対側をボルト二本で固定する方式となっています。
既存のあぜぬり用ディスクと比較した場合、
● ネオウィングディスクを構成している8枚のウィングは、石等で特定部分が破損した場合でも1枚単位で交換が可能です。一体型のためディスク全体を交換する既存のディスクと比較した場合、コスト的に有利となります。
● 交換の際は、先にフックをベースディスクに挿し込むことにより位置合わせが容易となっています。
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スパイラルローラーについて
らせん状に段差をつけた新型の上面ローラーです。
特長として
(1) 上面ディスクの段差が土を抱え込んで徐々に外側から締め込みますのでしっかりした上面を形成します。図1
(2) らせん状になったディスクが回転することによって土が不足しがちなあぜの肩部分に土を供給しますので肩が崩れにくい丈夫なあぜを形成します。図2
<図1 スパイラルローラーの締め込み>
<図2 スパイラルローラーによる土の移動>
NCON
上面削り装置
上面削りの目的は
(1) 元あぜから供給された土の下に草が埋まり、上面が弱くなる事を防ぎます。
(2) 上面を微小に削ることによって凹凸をつくり、元あぜからの土との親和性を向上させます。これによって上面のより締まったあぜを形成します。
<上面削りイメージ図>