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中大型トラクタ(34~60PS)用
クラッチジョイント標準装備- クラッチジョイントを標準装備。シャーボルト交換が不要となり、作業効率が大幅に向上
- スパイラルローラーと新開発ネオウイングディスクによって上面からあぜすそまでしっかりしたあぜを形成する
- 最大外幅1,940mm(ホイール)までのトラクタに対応。
- 無線リモコン「Nコン」搭載で操作性が格段に向上
- 上面削り装置を標準装備。上面の草を削り取ることで、元あぜを削った土と上面の土との親和性が向上し締まったあぜを形成する
- 散水装置、樹脂ローラー等の豊富なオプションをご用意
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新開発ネオウィングディスク採用
ベースディスクに8枚のネオウィングディスクをフック2か所とボルト2本でそれぞれ取り付けています。ネオウィングディスク1枚1枚が簡単に交換でき、メンテナンス性が向上しました。またネオウィングディスクの外周部は補強が入り、消耗部品の寿命も上げるとともに、固いあぜの成形ができます。
上面ローラーはスパイラルローラーを採用しています。段差とラセンの効果によりあぜの上面部をより固く仕上げます。刈り払い機等による雑草刈がやり易くなります。クラッチジョイントを標準装備
(LZR03Cのみ)
機体中間部分に設置されているジョイントはクラッチジョイントを採用しました。あぜぬり機にかかる衝撃をクラッチジョイントが機体の破損から防いでくれます。
トラクタから降りることなく作業に復帰できることから、作業能率の向上になります。傾斜計を装備
姿勢調整ハンドルにより調整が楽にできます。
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ニプロ装着システム
ニプロでは主な作業機の装着装置については、トラクターへの着脱がワンタッチでできるJISオートヒッチ規格を採用しています。この規格は、標準3点リンクならどのトラクターにもセットできますし、区分が同じならばどの作業機にも装着可能な便利なものです。また、この装着方式をご要望に応じて3種類に分け、それぞれ型式も別にしています。
<カプラの種類>
<オートヒッチの区分>
あぜぬり機 オプション部品
豊富なオプション部品
あぜぬり機ローラー部品
ネオウィングディスクについて
ニプロあぜぬり機03シリーズは、あぜぬり作業の最重要要素である土を塗り込むディスク部に新開発のネオウィングディスクを全シリーズに採用しました。
<背面構造>
ネオウィングディスクは8枚の扇形部材(以下ウィング)をベースディスク上の溝にフック部分をはめ込み、反対側をボルト二本で固定する方式となっています。
既存のあぜぬり用ディスクと比較した場合、
● ネオウィングディスクを構成している8枚のウィングは、石等で特定部分が破損した場合でも1枚単位で交換が可能です。一体型のためディスク全体を交換する既存のディスクと比較した場合、コスト的に有利となります。
● 交換の際は、先にフックをベースディスクに挿し込むことにより位置合わせが容易となっています。
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あぜぬり機クラッチジョイント
あぜぬり機は石等の噛み込みにより機械的に損傷が起こらないように、保護用のシャーボルトが内蔵されていました(小型・軽量タイプ除く)。
特に初めてあぜぬりを行う圃場や石の多い圃場等では、シャーボルトの保護(シャーボルトの切断)作用により、作業を中断してシャーボルトを再度取付ける必要がありました。
クラッチジョイントは過大な衝撃を受けると、クラッチが切れて機械を保護します。作業への復帰は、石等機械に噛み込んでいるものを取り除いてから作業機を持ち上げてPTOを回す事によりクラッチがつながり素早く作業を再開する事が可能です。
スパイラルローラーについて
らせん状に段差をつけた新型の上面ローラーです。
特長として
(1) 上面ディスクの段差が土を抱え込んで徐々に外側から締め込みますのでしっかりした上面を形成します。図1
(2) らせん状になったディスクが回転することによって土が不足しがちなあぜの肩部分に土を供給しますので肩が崩れにくい丈夫なあぜを形成します。図2
<図1 スパイラルローラーの締め込み>
<図2 スパイラルローラーによる土の移動>
NCON
上面削り装置
上面削りの目的は
(1) 元あぜから供給された土の下に草が埋まり、上面が弱くなる事を防ぎます。
(2) 上面を微小に削ることによって凹凸をつくり、元あぜからの土との親和性を向上させます。これによって上面のより締まったあぜを形成します。
<上面削りイメージ図>